「阿蘇発☆創造的復興の具体的な姿〜被災地の阿蘇から世界に発信〜」という演題でO2Farmの大津愛梨さんことERIさんが講演されておりました。
ERIさんは、ドイツ生まれの東京育ちという異例の出身で、慶応大からドイツの大学院を出られた異色の経歴で、水稲を主とされていらっしゃいます。
情報系の学部出身ということもあり、早くからブログなどの情報発信力を持たれていて、世界農業遺産の立役者の一人でもあります。
その後、熊本地震が起こるのですが、色々と復興のための活動をされていらっしゃいました。
リトルファーマーズ養成塾
震災の子供達を集めて、鶏を絞めることによって、命の大切さを感じてもらったり、「子供の哲学」という時間を作って、項目についてみんなで考える時間を持つという形をとっていらっしゃったそうです。
シェルター機能付き「コミュニティカフェ〜GIAHSカフェ〜」
震災の人達向けのコミュニティの広場で、高年齢の人達から伝統の料理を習ったり、ボランティアの方々の憩いの場を作っていらっしゃいました。ここでは避難情報の交換や安否確認にも役立つメリットもあるそうです。このカフェにはバイオマストイレやペレットを使ったピザ釜やストーブ、太陽光発電など、電気水道が無くても過ごせる場所だそうです。
レストランバスで農業×観光
対面式のレストランバスで、阿蘇の素晴らしい景色や農家の方に出向いて、観光したり、その地の食物を使って料理を作ったりと農業と観光の良い融合例だと思います。
グランピングで農業×観光
使わない農地を5〜6基作ってグランピングを行うというもの。これは、基礎さえ打たなければ、農地転用は必要ないのだそうです。民泊の一助にもなるし、防災対策や避難訓練にも使えるかもと期待しているそうです。
地域の地の利を生かした素晴らしいお考えだなと思います。これを他の土地にも行かせればいいと思います!